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上顎中切歯

上顎中切歯じょうがくちゅうせっし)は上顎歯列で正中線の両側に並ぶの事。正中から一番目にあることから上顎一番とも言う。切歯の中で最も大きい。

Table of contents
1 歯冠
2 歯根
3 歯髄腔

歯冠

唇側面

U字型、ほぼ左右対称。切縁部と歯頸部を比較すると歯頸部の方がわずかに狭い。隅角徴は確認できる。切縁から歯頸部に向けて歯冠部の2/3程度を近心唇側面溝と遠心唇側面溝という浅い二つの溝が走り、これで三分された部位には、近心唇側面隆線、中央唇側面隆線、遠心唇側面隆線が起こる。

舌側面

舌側面は唇側面より歯頸部で狭まっているため、三角形型である。切縁2/3で凹面であり、周縁の隆起部を、近心側を近心辺縁隆線、遠心側を遠心辺縁隆線といい、中央の陥没部を舌側面窩という。黄色人種はシャベル型切歯が多い。舌側面窩にも唇側面と同様に、近心舌側面溝と遠心舌側面溝があり、この二つの溝により三つに分けられた近心舌側面隆線、中央舌側面隆線、遠心舌側面隆線が確認できる。しかしこれらは唇側側に比べると発育が悪い。両辺縁隆線は歯頸部で合流し、基底結節となる。基底結節から切縁に向け、数本の棘突起が見える。盲孔や切歯結節が見られることもある。

隣接面

隣接面は細長い三角形。隣接歯との接触点は切縁近くの中央部。わずかにふくらんでいる。

切縁

切縁は近心側がわずかに高い。最大豊隆部は近心よりで彎曲徴が確認できる。

歯根

単根歯であり、円錐形と三角錐の中間。唇側面、近心舌側面、遠心舌側面が確認できる。歯根徴が確認できない場合もある。

歯髄腔

歯髄腔は歯の外形と類似した形態を取るが、第二象牙質の形成のため、年を取るにつれ縮小する。根管は円形に近い。単純根管が多く、側枝や分岐根管になることは少ない。





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