石山坂本線(いしやまさかもとせん)とは、滋賀県大津市の石山寺駅から坂本駅までを結ぶ京阪電気鉄道の路線。全区間が軌道法による軌道である。
市民からは「いっさかせん」と親しまれている。別所~坂本間はほぼ直線コースをとるが山麓を通るため勾配の登り下りが激しい。
なお、京津線とあわせて大津線と総称されている。
路線データ
- 路線距離(営業キロ):14.1km
- 軌間:1435mm
- 駅数:21駅(起終点駅含む)
- 複線区間:全線
- 電化区間:全線電化(直流1500V)
- 閉塞方式:自動閉塞式
運行形態
電車は2両編成で、昼間は石山寺~近江神宮前の電車が7~8分間隔で運転されている。それ以外は全区間で7~8分間隔で運転されている。現在は京津線との直通列車はない。ワンマン運転を行っている。ただし、朝夕のラッシュ時には車掌も乗車している。
歴史
石山坂本線は大津電車軌道によって開業された。最初の開業区間は大津(現在の浜大津)~膳所(現在の膳所本町)間で1913年3月1日に開業した。これは前日まで国鉄が旅客営業をしていた大津(のちの浜大津)~馬場(現在の膳所)間を電化・三線軌条化したものである。
1927年に大津電車軌道は太湖汽船と合併して琵琶湖鉄道汽船となり、同年に石山~坂本間が全通した。またこの年、のちに近江鉄道八日市線となる湖南鉄道を合併している。しかし1929年に京阪電気鉄道の軍門に下ることになり、旧・湖南鉄道の鉄道路線を八日市鉄道に、汽船部門を太湖汽船(現在の琵琶湖汽船)に譲渡し京阪電気鉄道に合併。同社の石山坂本線となった。
1997年、京津線の京都市営地下鉄東西線乗り入れ開始に伴い、石山坂本線も架線電圧を1500Vに昇圧する。
- 1913年3月1日 大津電車軌道が大津(現在の浜大津)~膳所(現在の膳所本町)間を開業。この区間は国鉄貨物線と共用。
- 1913年5月1日 膳所~別保(現在の粟津)間が開業。
- 1914年1月12日 別保~石山駅前(現在の京阪石山)間が開業。
- 1914年1月17日 石山駅前~唐橋前間が開業。
- 1914年2月15日 唐橋前~螢谷(のちに廃止)間が開業。
- 1914年6月4日 螢谷~石山(現在の石山寺)間が開業。
- 1922年5月7日 浜大津~中保町(現在の三井寺)間が開業。
- 1927年1月21日 大津電車軌道が太湖汽船と合併、琵琶湖鉄道汽船となる。
- 1927年5月15日 三井寺~兵営前(現在の別所)間、山上(のちに廃止)~松ノ馬場間が開業。
- 1927年8月13日 松ノ馬場~坂本間が開業。
- 1927年9月10日 兵営前~山上間が開業。石山~坂本間が全通。
- 1929年4月11日 京阪電気鉄道が琵琶湖鉄道汽船を合併。石山~坂本間を石山坂本線とする。汽船部は太湖汽船に譲渡。
- 1976年10月 国鉄・江若鉄道と共用していた浜大津~膳所間の三線軌条のうち1本を撤去。
- 1981年4月12日 浜大津駅が石山坂本線の駅と統合される。
- 1997年9月30日 石山坂本線が全線複線化され京阪電気鉄道全線の複線化完成。
- 1997年10月12日 架線電圧を600Vから1500Vに昇圧。
- 2003年10月4日 ワンマン運転開始。
駅一覧
石山寺駅 - 唐橋前駅 - 京阪石山駅 - 粟津駅 - 瓦ヶ浜駅 - 中ノ庄駅 - 膳所本町駅 - 錦駅 - 京阪膳所駅 - 石場駅 - 島ノ関駅 - 浜大津駅 - 三井寺駅 - 別所駅 - 皇子山駅 - 近江神宮前駅 - 南滋賀駅 - 滋賀里駅 - 穴太駅 - 松ノ馬場駅 - 坂本駅
接続路線