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BTRON

BTRON(\びーとろんBusiness TRON)は東京大学坂村健教授によって指揮されるTRONの、ビジネス局面を担当するサブプロジェクトの一つ。で、ここで策定されたオペレーティングシステムやその構成部品の仕様も指す。本来特定の製品ではなく、あくまでも「仕様」を指す。が、実際にはBTRON仕様OSのことをそのまま「BTRON」と呼ぶことも多い。現在は超漢字の商品名で発売されている。

Table of contents
1 経緯
2 仕様
3 特徴
4 『ビジネス』-トロンとしての実用性
5 外部へのリンク

経緯

  1. BTRON仕様の策定
  2. 実装
  3. 小学校の教育用パソコンへの導入が決まりかける
  4. 米国の圧力?
  5. 雌伏の時期
  6. 組み込みでちらほらと使われ始める
  7. 携帯電話用OSのシェアを独占する
(この節は特に
スタブです。当時の経緯を知らないので、詳しい方お願いします)

仕様

現時点、BTRON仕様には3種類がある。数字の順に性能が上がるわけではなく、BTRON3よりもBTRON2のほうがより高度な仕様である。 OS名の末尾に付いている「/V」は「PC/AT互換機(いわゆるDOS/V機)」の「V」を指すとされる。

BTRON1

16ビットCPUと、少ないメモリで動作するように作られた簡略版BTRON。
TADを扱うことができる。
代表的な実装は1B(専用機向け)、1B/V(PC/AT互換機向け)。など

BTRON2

極めて高度な処理に対応した仕様だが、あまりに高度なため実装が困難。
研究用は存在するが市販されていない。

BTRON3

32ビットCPUを前提とし、柔軟な実身・仮身システムを持つ。APIがBTRON1と共通なので、アプリケーションの移植は比較的容易と言われる。
代表的な実装に、PC/AT互換機で動作する、パーソナルメディア社のB-right/V (超漢字)がある。

特徴

TAD

BTRONで扱うデータの形式は、TAD (Tron Application Data)という形式に統一されており、図形や文字列ごとに異なる形式となっていない。 TADはデータの先頭でデータ形式を宣言し、その後に続くデータについて定義している。 (関連項目:TACL)

実身・仮身システム

BTRONではファイルやフォルダという言葉を基本的に使わず、実身(じっしん)・仮身(かしん)という。
実身とは、おおむね「ファイルの実体」、
仮身とは、おおむね「ファイルを示すアイコン」のこと。

だが通常の「ファイル」や「アイコン」と、以下のような点で異なる。

解決が困難とされる問題点

実身・仮身システムの現在の課題のひとつとしては、最新の商用実装であるB-right/V R4(
超漢字4)においても、ひとつのディスク(ハードディスクなど)には最大で約65000の実身しか置くことができないという点が挙げられる。これは、OSがファイルを認識するIDに16ビット整数を使用しているからで、現行のシステムと互換性を保ったままこれを拡張することは困難と言われている。

高速動作

BTRON仕様OSは、実時間(リアルタイム)OSOSであり、タスクを高速で処理できる。これは核となる部分にITRONの技術を利用しているためで、このため動作が軽快で、同じハードウェア構成のコンピュータにインストールしたWindowsなどの別のOSと比較してみると、明らかに高速で起動し、動作する。
一方、これには「Windowsよりもできることが少ないから」と陰口をたたく向きもある。
この高速性を利用して、BTRON推進者からは、中古パソコンの再利用にBTRON仕様OSを使おうという動きも出ている。

ダイレクトオペレーション

BTRONでは、画面上にあるものは基本的にすべてマウスで操作することが可能となっている。
コンピュータに詳しくないユーザーにでも簡単に扱えるように、ウィンドウのサイズ変更はもちろんのこと、選択範囲(BTRONでは「ちらつき枠」という)の文章や図形は、そのままドラッグ-アンド-ドロップ(BTRONでは「つかんでポイ」という)操作で移動ないし複写できる。
ソフトウェアのインストールも簡単で、基本的にはソフトウェアのアイコン(仮身)をシステムを管理するウィンドウに「つかんでポイ」するだけで完了する。

イネーブルウェア

TRONの思想のひとつに、イネーブルウェアというものが挙げられる。
これは平たく言えばソフトウェアのユニバーサルデザイン、と換言できるが、BTRON仕様OSでは、さまざまなハンディを持つ人でもよりパソコンを使いやすいようにメニュー項目や実身名の書体・サイズ、ポインタのサイズ、仮身サイズや表示方法、ウィンドウのスクロールバーの幅などが、他のOSとは比べ物にならないほど自由に変更できる。

大規模文字セット

BTRON(仕様OS)は、「文字に強いOS」と呼ばれる。事実上地球上すべての文字を包括できると言われるTRONコードという文字コードをサポートしているため、17万字の文字が扱える。
これらは外字ではないため、検索・置換の対象とすることができる。また、アプリケーション間でコピー&ペーストしたり、他の(同仕様の)コンピュータに送信しても文字化けを起こすことがない。また、実身名(=ファイル名)に、漢字アラビア文字点字などを混ぜて使うことすら可能である。
又、文字についてはたえず増強が行われており、架空文字やトンパ文字も使用可能となっている。

『ビジネス』-トロンとしての実用性

ハードウェア資産の活用

BTRON仕様OSは軽量高速なことから、一世代前のハードウェアでも充分使用可能で、古いハードウェアを廃棄せずに第一線で活用することができる、と言われている。

ファイルの互換性

2003年現在、BTRON仕様OSには基本的な文書作成・表計算などのアプリケーションがあるが、ビジネスソフトとしてデファクトスタンダードとなっているMicrosoft Officeのファイルをそのまま読み込むことができない。
MacintoshにはMicrosoft自身がMac向け製品を作っているほか、Linux上ではOpenOffice.orgが動作する。そのためこの点が、Business-TRONをビジネスの現場で用いるための妨げとなっている点は否めない。

外部へのリンク





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