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太陽黄経が315度のときで、春の初め。正月節。『暦便覧』には「春の気たつをもつてなり」と記されている。
この日から立夏の前日までが春。冬至と春分の中間にあたる。九州など暖かい地方では梅が咲き始める。
立春の前日は節分である。立春から数えて88日目を八十八夜、210日目を二百十日、220日目を二百二十日と呼ぶ。
立春以降初めて吹く南よりの強風を春一番と呼ぶ。
立春の早朝、禅寺では門に「立春大吉」と書いた紙を貼る習慣がある。
| Table of contents |
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2 七十二候 3 前後の節気 |
旧暦と立春
旧暦(太陰太陽暦)では立春と元日がほぼ同じ頃に来る。逆に言えば、太陰太陽暦で立春の次の雨水を含む月を一月としたのは、立春の頃を年初にするためだったとも考えられる。太陽暦を使用している今日においても、「初春」「新春」などという言葉が正月に用いられている。
節切りにおいては、立春が年初となる。風水を始めとする占いでは、節分までは前年に属し、立春を以て年が変わるとしているものが多い。節分の豆撒きや恵方巻といった習慣も、立春を年初として、新しい年の幸運を願って行われていたものである。
年内立春
旧暦では、年によっては年が明けるよりも先に立春が来ることがある。これを年内立春(ねんないりっしゅん)という。古今和歌集の巻頭に以下のような歌がある。
年のうちに春は來にけり 一年(ひととせ)をこぞとやいはむ今年とやいはむ 在原元方
「年が明けないうちに立春が来てしまった。年が明けてからは、同じ一年のうちである立春から大晦日までの間を去年(こぞ)と言おうか、今年と言おうか」と いう意味である。このように歌に詠まれるくらいの年内立春であるが、実はそんなに珍しいことではない。ここ数年の立春の日附を列挙する。
| 新暦 | 旧暦 |
|---|---|
| 2000年02月04日 | 1999年12月29日 |
| 2001年02月04日 | 2001年01月12日 |
| 2002年02月04日 | 2001年12月23日 |
| 2003年02月04日 | 2003年01月04日 |
| 2004年02月04日 | 2004年01月14日 |
| 2005年02月04日 | 2004年12月26日 |
その後は2007年、2008年、2010年、2013年、2015年(いづれも新暦)が年内立春である。だいたい2年に1回は年内立春になることになる。
これをわざわざ「年内立春」と呼ぶのは、年が明けてからの立春よりも春らしさをあまり感じないなあという感慨からであろうと考えられる。
七十二候
;初候
;次候
;末候
前後の節気
大寒 → 立春 → 雨水