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環境問題の文明への影響は紀元前からみられる。エジプト・メソポタミアなどの古代文明は森林の過剰な伐採が原因で砂漠化を招き、生産力を保てなくなって衰亡したと言われている。しかし、環境問題が特に顕著となってきたのは産業革命以降である。石油や石炭などの化石燃料を使用することで莫大なエネルギーを取り出すことが可能になり、また、石油化学工業によって多くの人工物質を合成・使用することができるようになったことは、人類の活動が環境に与える影響もより多くなったことを意味する。
20世紀末期までは、環境破壊の重大さは比較的軽視される傾向があった。経済的な要請と環境の保護は相反することが多く、結果として経済的な発展と引き換えに、環境に多大な負担をかけざるを得なかったという側面がある。
しかし、環境破壊の進展とともに、酸性雨、地球温暖化、異常気象など全地球規模の気候の変化が顕著になってくるにつれ、人々の環境に対する関心は徐々に高まってきた。環境ブームとも言える、「環境に優しい」「地球に優しい」製品がもてはやされる傾向が出現してきたのもそれに含まれる。安易な発想にもみえるが、一面では喜ばしい現象であると言える。それは、環境への負荷を減らす行動が、企業にとって営利追求と一致することになるからである。
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2 環境保護 3 持続可能性(Sustainability) 4 関連項目 |
分類
環境問題に含まれる諸問題は、地球規模の影響がある地球環境問題と、有害物質による健康被害など、地域の環境問題(公害に近い)に分類することができる。これらの解決は、必ずしも両立できない場合がある。
例として、乗用車のエンジンにヨーロッパではディーゼルエンジンが、日本や米国ではガソリンエンジンが推奨される。ヨーロッパでは、燃費が良く二酸化炭素排出量の少ないディーゼル機関が地球環境保護に有用である点が、日本では有害物質の排出量が多いディーゼル機関が健康被害をもたらす点が重要視されているのである。
(もっとも、上記の例においても燃料電池技術の開発など、両者を両立しうる解決法が実現されつつある点は指摘できる)
持続可能性(Sustainability)
比較的新しい概念として、環境負荷を低くして文明を永続させるための持続可能な生活や持続可能性ということが国際的に盛んに言われている。パーマカルチャーという永続可能な農業・生活設計やそれを実践したエコビレッジなどが各地にあり、なかでもオーストラリアにあるクリスタルウォーターズが有名である。