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無段変速機

無段変速機 (Continuously Variable Transmission : CVT)は、歯車または流体トルクコンバータを用いずに、摩擦力によって回転数とトルク(回転力)を連続的に変化させる動力伝達機構である。摩擦力によって動力が伝達されるため、一般に大きなトルクの伝達が難しいとされてきたが、近年では排気量が2000cc以上の自動車にも採用されるようになってきた。実用化されているCVTは現在ベルト式CVTとトロイダルCVTの2種類があり、前者は比較的低トルク低出力、後者は高トルク高出力のエンジンに用いられる。一般的に、この構成は変わってはいないものの、日産自動車が、高排気量に対応可能なベルト式CVT「エクストロニックCVT」の開発に成功したことによって、今後ベルト式CVTの運用範囲が拡大していく可能性もある。
;長所: 連続的な変速が可能であるため、車速とアクセル開度に対応した最適な減速比が設定できる。例えば運転状態に応じて燃費が最も良くなる範囲にエンジン回転数が固定されるような制御を行えば燃費を改善できるほか、最大出力が発生する回転数に固定すれば車速に応じた最大の加速が可能であり、燃費性能と走行性能のいずれも最適化することができる。

;短所: 当初は伝達トルクが小さく耐久性も不十分であったため、スクーターなどの低トルクのエンジンに用いられていた。その後スチールベルトのCVTやトロイダルCVTの登場によって自動車への搭載が可能となり、近年では伝達トルク・耐久性とも向上し、これらの問題は克服されつつある。
 CVTは摩擦力で動力を伝達するため、伝達動力に対応した強い押付け力が要求される。押付け力は油圧によって発生させるが、油圧を発生させるためのポンプ動力が大きく損失が大きい。このためシステム全体としてはマニュアルトランスミッションよりも効率が若干低い。
 エンジン回転数と車速がリニアに対応しないため運転感覚が不自然。




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