立山黒部アルペンルートは、富山県と長野県とを結ぶ交通路。北アルプス・立山連峰を貫き、黒部ダム(黒四ダム)などを眺める景勝地を通る。立山駅から扇沢駅までのほぼ全区間が中部山岳国立公園内にある。
立山から室堂までの区間は立山の登山客の便を図る為に作られた。室堂から先の区間は黒部ダム建設の資材運搬の為に建設され、ダム完成後は一般の旅客に開放された。
立山黒部アルペンルートは、登山道を除けば富山県と長野県とを直接結ぶ唯一の交通路である。しかし、自然保護の観点などから運賃が高目に設定されていることと、多く乗り物を乗り継がなければならないことから、富山・長野間の移動を主目的として用いられることはほとんどない。
乗客の大半は観光客である。
また、桂台料金所~美女平間および追分~室堂間の立山有料道路(富山県道6号富山立山公園線の一部)は、路線バス、観光バスや公安委員会の許可を受けた車両、緊急自動車しか通行できない。
構成
立山黒部アルペンルートは、以下の交通機関から構成される。
- 電鉄富山駅~立山駅:富山地方鉄道本線・立山線
- 立山駅~美女平駅:立山開発鉄道鋼索線(立山ケーブルカー)
- 美女平駅~室堂駅:立山開発鉄道立山高原バス
- 室堂駅~大観峰駅:立山黒部貫光無軌条電車線(立山トンネルトロリーバス)
- 大観峰駅~黒部平駅:立山黒部貫光立山ロープウェイ
- 黒部平駅~黒部湖駅:立山黒部貫光鋼索線(黒部ケーブルカー)
- 黒部湖駅~黒部ダム駅:黒部ダム堰堤上を徒歩連絡
- 黒部ダム駅~扇沢駅:関西電力(関電トンネルトロリーバス)
- 扇沢駅~信濃大町駅:路線バス
黒部ケーブルカーは全線がトンネル内である。また、立山ロープウェイは途中に支柱を1本も設けていない。これらは自然環境に配慮した結果である。
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