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篳篥は竹の管で作られ、表側に7つ、裏側に2つの孔(あな)を持つ縦笛である。乾燥した蘆(あし)の管の一方に熱を加えてつぶし(ひしぎ)、ダブルリードのような形状とした葦舌(した)を上部から差し込んで演奏する。西洋楽器のオーボエに近い構造である。音域は、西洋音階のソ(B)から1オクターブと1音上のラ(A)が基本だが、息の吹き込み方の強弱や葦舌のくわえ方の深さによって滑らかなピッチ変化が可能である。この奏法を塩梅(えんばい)と呼ぶ。
雅楽では、笙(しょう)、龍笛(りゅうてき)と篳篥をまとめて三管と呼び、笙は天から差し込む光、龍笛は天と地の間を泳ぐ龍の声、篳篥は地に在る人の声をそれぞれ表すという。主旋律(より正しくは「主旋律のようなもの」)を担当。