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編集

編集へんしゅう)とは、書物、文章、映画、などの知的集積の制作過程の一部で、既にある程度出来上がっている素材について、その取捨選択、構成、配置、関連づけ、調整、などの行為からなる。

もとの用字は編輯。「輯」は車輪の中心にスポークが集まって車輪をなす様子を現し、「あつめる」という動詞でもある。

転じて、編集をやり直すことや、既存のものに変更を加える(改訂)ことをも編集ということもある。特にコンピュータ関連では、既存のファイルの一部(あるいは全部)を変更することを「ファイルを編集する」と言い表す。ウィキペディア内で散見される「記事(あるいはページ)を編集」という表現も、多くはこの意味である。

Table of contents
1 「編集」の多義性
2 書籍の編集
3 映画の編集
4 音楽の編集

「編集」の多義性

「編集」と訳される英単語は、editのほかにcompile、redaction、revision、bookmakeなどがある。

  1. edit(エディット)
    一般的に「編集」の語を英訳するとなると、この語が提示される。この「編集」は、著作物の修正・註記・改変・削除などの権限を伴う。編集者が行う業務であり、編集部註などとあるのは、この編集である。
  2. compile(コンパイル)
    コンパイルというと日本語の文脈の中ではコンピュータ用語として扱われることが多いが、これも「編集」する、という意味である。コンピュータにおけるコンパイルとは一般に、人間に理解できるプログラミング言語で書かれた機械への指示を、演算装置が理解できる形に翻訳・再構成することであり、これもまた編集である。
  3. 著作物一般に関しても、手を加えずそのまま整理・配列する作業を指す。
  4. redaction(リダクション)
    校訂・改訂といったニュアンスを持つ。また改訂版自体も意味する。
  5. チェックをかけて余分なものを取り除き、より正しい状態となるよう整える。オーディオにおけるノイズリダクションはこれに該当する。
  6. bookmake(ブックメイク)
    この「編集」は、次項で述べる書籍の編集を指す。狭義の編集を行うだけではなく、企画立案から表装までも含む業務である。おそらく訳せば「本づくり」とするのが正確であろう。この語ならば編集、装訂そして製本までも入るためである。
  7. bookmakerは編集者だけではなく、場合によって出版社製本会社を指す。また、(私設の)賭博の胴元を指すこともある。

書籍の編集

書籍編集という作業は、企画から原稿依頼・原稿整理・校正・割付(レイアウト)など、さらには装訂なども含む。

編集が職業として独立するのは日本では明治時代以降で、それ以前は著作家と編集者は未分化であった。現代において編集者は、単に原稿のやりとりをしたり印刷・製本工程に指示を与えるだけではなく、企画立案から、著者に資料提供や助言をおこない、プロデューサー的な役務をもこなす職業となっている。

書籍(などのテキスト)の編集は、映像・音楽の編集と違って何らかの特殊な機材(や、ソフトウェア)が必要なわけではない。無論、本づくりのための知識(印刷や用紙、流通について)や小道具(紙の本を作るならば定規や、級数表など)は必要だが、それはbookmaking的な編集のためのものであって、editingな作業の本質は、純粋に編集者の脳内に存在する。他の分野の編集でも無論その側面はあるが、「手元になにもなくてもできる」という意味で、その傾向が特に強いと言える。

映画の編集

音楽の編集





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