闇市を支配する肺病の若いやくざと、貧乏な酔いどれ医者とのぶつかり合いをつうじて、戦後風俗を鮮やかに描き出したヒューマニズム溢れる力作。 黒澤明監督はやくざの幹部役だった三船敏郎の野獣のようなエネルギー溢れる演技に魅了され、構想を変更。
その結果、正しい道を示す医師・真田と、肺病に絶望して荒々しい姿になっていくやくざ・松永との真剣勝負の対峙が、強烈なインパクトを与えた。 医師・真田扮する志村喬の演技にも目を奪われる。