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過年度生

過年度生(かねんどせい)は下級学校を卒業後、1年以上経過してから出願する生徒のこと。たとえば中学校を卒業後、3年経ってから高校に出願する生徒は過年度生である。
募集要項に「○○年3月○学校を卒業する見込みの者」と書かれているものは現役生を指し、「○学校を卒業した者」と書かれているものは過年度生または卒業時期が日本と違う学校を卒業した帰国子女を指す。
⇔現役生

ただし、下級学校の卒業以前に原級留置(留年:落第)や浪人や就学猶予があったり、外国の学校を卒業(帰国子女)したりしたために他の生徒より年齢が高い状態で、卒業後すぐに現学校へ出願した場合は高年齢の現役生であり、過年度生に含まれない。 下級学校を卒業後、受験で不合格となった「浪人」、病気や怪我などによって療養した「療養者」、就職経験後に入学する「社会人入学者」などを総称して過年度生という。 過年度卒業生過年度卒業者既卒者ともいう。

特に体育大会などでは、年齢が上がると一般的に体格が向上して有利になることから、過年度生などの高年齢生徒の参加を規制している場合が多い。帰国子女などで、このために出場を取り消された選手もいる。また、数学オリンピックも同様である。

幼稚園小学校中学校など、中学校以下の学校では、下の学年を履修していなくても、年齢相当の学年に編入できる。これは学齢期(15歳以下)の学校に共通する特徴である。 しかし、高等学校高等専門学校大学など、高校以上の学校では、年齢が高くても、以前に履修したことがない限り、1年生から履修しなければならない。

日本の学制では、飛び級などの例外を除き、全ての過年度生は一般の生徒より1年以上高年齢であるが、高年齢の生徒の全てが過年度生であるとは限らない。

全日制小中学校共通

日本では厳格な年齢主義を取っており、就学猶予者、帰国子女などの特殊な事情がある場合は年齢より下の学年に所属する場合もあるが、そういった事情がない限り、過年度生であっても原則的に年齢相当の学年に所属することになる。
公立の小中学校は、学齢期の過年度生であれば容易に年齢相当の学年に編入できるが、学齢を超えた過年度生は教育委員会の特別な許可がなければ入学できない。下記の表のように、帰国子女であっても都道府県によっては入学できない場合がある。

学齢超過の帰国子女の中学校編入学についての都道府県別対応表

法律上は中学校の入学年齢に上限の規定はない。しかしながら、ほとんどの学齢児童が6歳から就学し、15歳で中学校を卒業するということが常識のようになっており、学齢を過ぎた過年度生の入学は教育現場ではほとんど想定されていない。

 小学校

諸外国では成年者の入学も多いが、日本では小学校の学齢(12歳)を超えてからの編入学は、帰国子女などの場合を除き、まず不可能である。

 全日制(昼間)中学校

国公立中学校は、帰国子女や就学猶予者などのように、国内や海外の下級学校を卒業して現役で入学する高年齢の現役生は少数ながら存在するが、そういった特殊な事情がない学齢超過の過年度生は、ごく一部に例外的な受け入れがあるのみで門戸は非常に狭い。
私立中学校は、大部分の学校では過年度生には受験資格がないが、一部の学校では1年の過年度生の受験を認めている。しかし2年以上の過年度生が受験できる学校はまれである。合格して入学する場合、年齢相当学年ではなく1年生に入学することになる学校もある。

夜間中学校・通信制中学校

学齢超過者が対象のため、例外を除き全員が過年度生である。在日朝鮮人のハルモニ(おばあさん)、オモニ(おばさん)や、戦争の影響で小中学校にいけなかった人など、50代から80代の生徒も多いが、一方で元不登校者の受け皿として、10代や20代の生徒も増加している。

盲学校・聾学校・養護学校

通学する生徒については不明だが、在宅の学齢を超過した重度障害児に対して、訪問教育を行なっている場合がある。

全日制高校

公立校は建前では過年度生も入学可だが、実際は生徒指導上の理由などで入学不可の場合もある。ただし単位制の学校では、過年度生にも幾分開放的な傾向があるようだ。
私立校および国立校は過年度生も入学可の学校も一部あるが、入学不可の学校も多い。
工業高校の専攻科などでは、高校既卒の労働者を対象にした教育が行われており、40代ぐらいの人も多い。
一部の過疎地などでは、学力の高い進学校の数が少ないため、進学校に不合格になった場合に浪人する生徒が多いらしい。地方では、出身大学名よりも出身高校名が重視されることが多いためである。
しかし大部分の学校で、過年度生は存在しないか少数であり、門戸は狭い。

定時制・通信制高校

現役生よりもむしろ過年度生の方が多く、学校によっては成人特例入試として20歳以上の出願者に学科試験無しでの入学を認めている場合がある。

高等専門学校

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専修学校

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短期大学

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四年制大学

過年度生の存在は少数派ながらある程度一般的である。いわゆる一流企業の新卒者募集では、年齢が高いほど条件に合わなくなる場合がある。

六年制大学(医学部)

医学部の医学科は難関であるため、他学部と比べて過年度生の比率が高い。
2003年度の医学部医学科合格者の66%が過年度生である。 最も過年度生が少ない大学は、東京大学理科III類で44%、最も多い大学は、杏林大学医学部で87%である。(いずれも河合塾調べ)

大学校

直接的に過年度生の門戸を閉ざしているわけではないが、入学は就職扱いであり、入学に年齢の上限がある。

大学院

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関連項目





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