事件後、中学1年の男子生徒(12歳)が補導され、日本列島に衝撃が走った。
事件の経緯(取調べによる) 7月1日午後7時20分ごろ、容疑の男子生徒は、長崎市三芳町の家電量販店に家族と訪れていた被害者を遊び場から連れ去り、路面電車で4キロ離れた同市中心部へ移動、同市万才町にある7階建て立体駐車場の屋上に連行した。被害者の服を脱がせて全裸にしたうえ殴ったりしたところ騒がれたので、ハサミやカッターナイフで被害者の局部を切り付けたらしい。9時15分ごろに、被害者を高さ約20メートル下のコンクリート路面に突き落とし、転落死させた模様。(容疑少年の自宅マンションには監視カメラがあったため、わざわざ自宅から遠い市街で犯行を行ったものと思われる。事前に犬を転落死させるなど、犯行は計画的であった。)被害者の死因は打撲による脳障害と報道された。 7月8日、長崎県警捜査本部(長崎署)は、遺体が発見された駐車場近くの商店街の監視カメラに、被害者とともに映っていた男を市内の男子中学生と特定。 7月9日、長崎県警捜査本部は、市内の中学1年生の男子生徒(12歳)を稲佐署に連行して事情聴取。男子生徒が犯行を認めたため、補導して長崎県中央児童相談所に通告。 7月10日、長崎県中央児童相談所は、容疑の少年を「強制措置が可能な児童自立支援施設への収容が相当」との意見を付して長崎家庭裁判所に移送、少年鑑別所に収容。なお、日本国内において強制措置を実施しており、かつ、男子が収容可能な児童自立支援施設は、武蔵野学院(埼玉県さいたま市)のみである。 7月16日、家庭裁判所は少年審判開始を決定。 7月24日、家庭裁判所は、容疑少年の鑑別留置を中断し、精神鑑定目的の鑑定留置を同日から9月19日までの2ヶ月間とした。 9月29日、長崎家庭裁判所は、少年を児童自立支援施設へ送致との保護処分を決定。一年間の強制措置許可も同時に決定。これを受けて、長崎県中央児童相談所は少年を武蔵野学院へ送致。 事件に関連して 7月3日(事件発覚の翌日)、長崎県長与町の小学校男性教頭(48歳)が、3年生の図画工作の授業で忘れ物をした児童に「あまり忘れ物が多いと、裸にして突き落とすぞ」などと発言し、児童らが「先生が(誘拐殺人事件の)犯人じゃないか」と騒いでいたことが、保護者の指摘により7月12日に判明。同教頭は11日日夜の緊急保護者会で「不用意な言葉で不信感を持たせて申し訳ない」などと謝罪した。 7月9日、小泉首相は「4歳の子にしても、12歳の子ども……。ショックです。何とも言いようがない」と語った。 7月9日、補導された少年に関して2ちゃんねるに情報が書き込まれたため、法務省人権擁護局がひろゆきに削除を依頼した。 7月11日、鴻池祥肇防災担当相は閣議後の記者会見で、「嘆き悲しむ(被害者の)家族だけでなく、犯罪者の親も(テレビなどで)映すべきだ」「親を市中引き回しの上、打ち首にすればいい」などと発言し、問題発言ということで物議を醸した。 外部へのリンク Yahoo!ニュース - 長崎男児誘拐殺人事件