聖堂騎士団
聖堂騎士団(テンプル騎士団、Knights Templar)は、中世ヨーロッパ・キリスト教社会の、騎士修道会のひとつ。エルサレムのソロモン神殿(テンプル)に本部を置いたため、この名がつけられた。12世紀のはじめ頃、エルサレム王国の治安を守るために設立されたが、教皇の公認を得た修道会となってから主にヨーロッパで発展し、各国に支部がおかれた。寄付による広大な所領を有し、金融業を営んで巨万の富を得た。この財力によって、パレスチナにおけるキリスト教勢力の補給を担い、1291年のアッコン陥落まで一定の勢力を保ったが、それ以降も聖地奪回に固執したため、時流に遅れた存在となっていった。政治的・経済的理由から騎士団の排除を狙ったカペー朝フランス国王フィリップ四世は、異端の廉で騎士団を告発し、1312年教皇クレメンス五世をして聖堂騎士団を解散せしめた。
この背景にはフランスの中央集権化と、聖堂騎士団が執り行う儀式の秘密めかした神秘性があった。その儀式は非公開と定められていたため、騎士団を中傷する口実として男色・黒魔術・悪魔バフォメット(ムハンマドの転訛マホメットがさらに訛ったもの)を崇める偶像崇拝などがあげられた。
聖堂騎士団の解散後、その所領はホスピタル騎士団に移管された。
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