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鰹節

鰹節かつおぶし)は、カツオを原料とする保存食品である。日本のほかモルディブにも見られる。

うまみ成分のイノシン酸を豊富に含有し、調味料として好んで用いられる。ビタミンB類を含む。

Table of contents
1 歴史
2 用途
3 伝統的製法の例
4 関連項目

歴史

カツオ自体は古くから日本人の食用となっており、5世紀頃には干しカツオが作られていたようであるが、文献において、いわゆる鰹節らしいものが現れるのは室町期以降である。
現代の鰹節の原型が出来上がったのは江戸時代で、薩摩土佐伊豆など太平洋沿岸のカツオ主産地で多く作られるようになった。

用途

保存性がよく、滋養・風味に優れることから、調味料として盛んに用いられる。特に上質なだし汁のベースとして、またトッピングの材料として、日本料理に欠かせない食材である。
鰹の背側を使ったものを雄節、腹側を使ったものを雌節という。 昔は、家庭に鰹節削り器があり、使用する直前に鰹節を削っていた。この鰹節削り器は、大工道具のカンナを刃を上向きにして小箱に据え付けたもので、小箱には引き出しがついており、削った鰹節が取り出せるようになっている。現在では固形の状態で売られることは少なく、チップ状に削られたものが気密パックの状態で販売され、用いられることが多い。しかし割烹料亭などの和食のプロの多くは、今でも節の状態から削って使っている。

伝統的製法の例

  1. カツオを解体する。頭部、内臓を取り除き、三枚におろして形を整える。
  2. これを籠に入れて、釜で100分前後煮る。慎重な温度管理を要する。
  3. 取り出したカツオのうろこをはぎ、脂肪や骨の除去を行う。ここまでが済んだものを「なまり節」と言い、鰹節産地の隠れた珍味である。
  4. 薫蒸して乾燥させる。ナラやシイなどの木を用いる。必要に応じて幾度か繰り返す。この行程を終えた物が「荒節」で、いわゆる「花がつお」の原料となる。
  5. 表面を削って汚れを除いてから、水分を落とし、天日干しで乾燥させる。その後閉め切った室に入れ、カビを自然繁殖させる。
  6. カビが繁殖したらこれを削り落とし、5の行程を繰り返す。
  7. 行程5→6の繰り返しで、最終的に水分が失われて木のように硬くなり、カビも付かなくなる。重量は加工前のカツオの20%以下となる。高級な「本節」の完成。
良質の本節どうしをぶつけると、「コンコン」と硬質な音がする。

関連項目





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