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電気陰性度(でんきいんせいど)(Electronegativity) :異種の原子同士が化学結合しているとする。この時、各原子における電子の電荷分布は、当該原子が孤立していた場合と異なる分布をとる。これは結合の相手の原子からの影響によるものであり、原子の種類により電子を引きつける強さに違いが存在するためである。この電子を引きつける強さは、原子の種類毎の相対的なものとして、その尺度を決めることができる。この尺度のことを電気陰性度と言う。
この相対的な尺度の決め方には、代表的なものとして次の二つが存在する。
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2 マリケンの電気陰性度(1934年) 3 関連項目 |
ライナス・ポーリングの電気陰性度とマリケンの電気陰性度は、原子毎のその値の大小関係の傾向が互いに類似する。違いは、マリケンの電気陰性度では、その定義式右辺にあるIA、EAの値が周囲の状況によって異なることがあり、これにより同じ原子でもマリケンの電気陰性度が状況により異なることがある(例:アセチレンの炭素原子でのマリケンの電気陰性度は、メタンのそれより大きな値となる)。ライナス・ポーリングの電気陰性度(1932年)
定義:Eを原子同士の結合エネルギーとし、原子Aと原子Bの結合エネルギーの実測値を、E(A-B)とすると、純粋な共有結合と仮定した場合の結合エネルギとの差、ΔE(A-B)が定義できる。
このΔE(A-B)に関して、
を満たすように決めたが原子Aに関してのポーリングの電気陰性度である(は原子Bの電気陰性度)。Kは適当な係数である。マリケンの電気陰性度(1934年)
定義:原子Aのイオン化エネルギーをIA、電子親和力をEAとして、
で求まるが原子Aに関してのマリケンの電気陰性度である。原子Bでは添え字がA→Bになる。