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西部劇(せいぶげき)とは Western(ウェスタン)の訳語であり、主にアメリカの西部開拓時代を舞台にした小説や映画であるが、とくに断らない場合は映画をさす。
無声映画の登場とともに、アクションを売り物に盛んに製作された。その後、トーキーが普及するとジョン・フォード監督の『駅馬車』など、傑作が次々と発表された。
実在した保安官やガンマンを題材にして、アメリカの大自然と開拓魂を背景に詩情豊かに描かれる西部劇は多くの人々を魅了し、アメリカ人はノスタルジーを掻き立てられた。
TVドラマにも進出し1960年代初頭まで隆盛を誇っていたが、人権意識の高揚とともにインディアン(ネイティブアメリカン)や黒人の描き方が糾弾されるようになって制作が控えられるようになった。
現在でも制作されているが、過去の傑作と肩を並べるような作品を世に送り出していない。
西部劇はドイツ、イタリアなどでも制作されたが、特にイタリア製西部劇映画(もともと「スパゲティ・ウェスタン」と呼ばれていたが、日本では語感と呼びやすさを重視して「マカロニ・ウェスタン」と改称された)は、黒澤明監督の時代劇『用心棒』を翻案した『荒野の用心棒』が、1965年、大ヒットすると、アメリカでの仕事が減少していた中堅の西部劇スターが大挙して出演し、盛んにマカロニ・ウェスタンが制作され、一時的に大ブームを引き起こした。しかし、人気に任せた駄作も多く客の支持を失って衰退に向かった。
マカロニ・ウェスタンはアクションと残酷シーンを売り物に、史実を無視した自由な発想で制作されており、ロケ先もメキシコやスペインの荒涼とした砂漠地帯を選んだ。
ジョン・フォード監督、ジョン・ウェイン、バート・ランカスター、アラン・ラッド、スティーブ・マックィーン、クリント・イーストウッド、ジュリアノ・ジェンマ、リーヴァン・クリーフ
1 アメリカ製西部劇
2マカロニ・ウェスタン(~諸外国の西部劇~)
3 監督・俳優など
ハリウッド製西部劇の代表的なものには次のようなものがある。