悪魔の誘惑
40日の断食を終え、空腹を感じていたイエスの前に悪魔が現れ、神の子であるならば、石をパンに変えるよう命じたらどうだ、と問う。それに対して、イエスは「人はパンにのみ生きるのではないと書いてある」(申命記 8:3)と答える。
次に悪魔は、イエスをエルサレム神殿の屋根に立たせ、神の子であるなら、飛び降りてみろ、という。天使たちが受け止めてくれるからである。イエスは「主を試してはならないと書いてある」(申命記 6:16)と切り返す(ルカ伝では2つ目と3つ目の誘惑が逆)。
最後に悪魔は、イエスを世界中が見渡せる高みに上せ、もし私にひれ伏すならこれを全て与えよう、と誘惑する。イエスは「あなたの神である主を拝み、ただ主に仕えよと書いてある」(申命記 6:13)と答え、退ける。悪魔はあらゆる誘惑を終え、その場を去る。
美術
ドゥッチョの祭壇画や、ボッティチェリのシスティーナ礼拝堂の壁画が有名である。