Guajara in other languages: Spanish, Deutsch, English, French, Italian ...



EDICOLOR

EDICOLORエディカラー)は、キヤノンシステムソリューションズが販売してるDTPソフトウェアで、WindowsMacintoshとの間で完全なクロスプラットフォーム互換性を実現しており、仮想フォントによるレイアウトワークや、日本語組版(特に縦組み処理)に強いという特徴を持つ。

最新バージョンは7.0(2003年12月現在)。Mac OS XOpenType完全対応し、パッケージにはフォントワークスおよびイワタのフォントが添付されている。

仮想フォント機構の搭載により、OSでなくアプリケーションのレベルでフォントを管理しており、起動時に総ての実フォント・仮想フォント情報を読み込む。この理由もあって、起動時間は他のDTPツールと比してかなり長いが、これは使用しないフォントを外すことで短縮できる。

DTP業界全体としてはQuark XPressなどに比してシェアは脆弱であるが、官公庁などでの使用実績が高い。また、電算写植レベルの綿密な日本語組版を要求する出版社などで使用されている。

Table of contents
1 純国産DTPソフトとしての特徴
2 オールインワンパッケージ
3 仮想フォント
4 製品名とその経緯
5 関連用語
6 外部リンク

純国産DTPソフトとしての特徴

Quark XPressやAdobe InDesignなどの海外原産ソフトと異なり、純日本製である。基本設計レベルで日本語組版に対応しているため、日本語CTSによく見られる、原稿用紙のような文字枠(後に発売されたInDesign日本語版も同様のグリッド機能を実装することになる)を持ち、禁則処理なども高度なカスタマイズが可能で、出版社ごとに異なる複雑なハウスルールにも対応できる。

オールインワンパッケージ

EDICOLORはDTPに必要とされる機能を詰め込んだオールインワン構成となっており、基本的には追加でプラグインを購入する必要がない。

表組機能

例えばQuark XPressは表を作成する機能を実装しておらず、表組を行う場合は多数の罫線を組み合わせるか、サードパーティから販売されている専用のプラグイン(Quark XPressの場合、特にXTensionという)を購入することが必要になる。

それに対してEDICOLORやInDesignは表組機能を標準で搭載している。両者の表組機能はそれぞれ全く違う指向性を持ち、EDICOLORは表枠内での複雑な体裁指定に強く、InDesignはページをまたがる表の作成・訂正などに強い。

外字

日本語の書籍制作に当たっては、人名などでJIS第2水準外の異体字や、また丸付き数字や記号類など、通常の文字コードにない文字が必要になることが多い。

こういった文字は外字で対応することになる。一般にMacintoshDTPでは、サードパーティ製の外字フォントを購入して使用する。日本ではビブロスDTPセンターの発売しているビブロス外字が絶大なシェアを持っている。
EDICOLORには記号類用のシステム外字(SMI外字、SMI外字Plusを経て現在は「Edisys-OTF-Gaiji」)、記号と漢字を含むEDI外字が標準でバンドルされており、追加購入なしで書籍制作のニーズに応えることができる。
このEDI外字にはEdiGaiMinIwataとEdiGaiGoIwataの2種類(バージョン7.0からはEdigai-OTF-MinIwata、同GoIwata)があるが、イワタエンジニアリングの制作した外字フォントで、それぞれ同社の明朝体とゴシック体に合わせた書体デザインが行われている。

自動ルビ振り

ルビ(振り仮名)処理は日本語の書籍を制作する上で大きな課題となり、その作業を簡素化すべく自動的にルビを振る、あるいはルビ振りを支援するソフトウェアが様々に開発されている。

EDICOLORにはHummingBird(ハミングバード)というルビ振りプラグインが標準で搭載されており、常用漢字外や、学年別漢字配当表の各学年ごと、といった細かい設定の元、かなりの高精度で自動的にルビ振り処理ができる。

このルビ振りプラグインに搭載されている日本語解析プログラムは、キヤノンシステムソリューションズが販売しているRubyNavigationというルビ振りアプリケーションと同等のものとされる。

仮想フォント

仮想フォント機構とは、コンピュータにインストールされてないフォントを使って組版することを可能にするもので、これによってEDICOLORはWindows版とMacintosh版の間の完全な互換性を確保している。

原理的には、詰め情報をAFMファイルから取得し、画面表示には代用書体を用いる。そのため仕様は不完全なWYSIWYGとなるが、フォント運用のTCOを低下させるのに役立つ。

製品名とその経緯

当初は住友金属システムソリューションズ(株)から「SMI EDICOLOR」(COLORはスモールキャピタルで表記)という製品名でリリースされていたが、同社が住友金属からキヤノン販売に売却されたのに伴い名称変更された。

EDICOLORは、住友金属システムソリューションズの大型DTP(CTS)システムSMI EDIANの弟分という位置づけで、当時パソコンDTPとしては珍しいカラー対応がなされていたためEDI-COLORの名を冠した。その後カラー対応は珍しいことではなくなったが、そのまま名称は定着している。

関連用語

外部リンク





Wikipedia - All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.

Tagoror dot com  -  Legal Information  -  Contact us