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スタック指向型のプログラミング言語であり、様々な計算・処理と共に描画命令を実行することができる。事前にデータをスタックに格納し、後の命令がデータを処理するというモデルで実行される。そのために記述法が逆ポーランド記法で一貫しており、データの後に(post)命令が来ることが名前の由来である。
PostScriptは1985年にアップルコンピュータのプリンタ、LaserWriterに採用された。モトローラ68000プロセッサと1.5メガバイトのRAMを搭載したこのプリンタは、プリンタでありながら当時のパーソナルコンピュータと同等の計算能力を持ち、それ自身がPostScriptインタプリタを実行してページを生成した。同じ年、Linotype社によりPostScriptを採用したイメージセッタが発表された。
当時はコンピューター・プリンタ間の通信速度の遅さが印刷物の品質向上のためのネックになっていた。しかし、プリンタ自身に高い計算能力を持たせて、プログラミング言語を実行するという大胆な発想により、一気に問題は解決された。PostScript以前は伝統的な手法より品質が劣るとされてきた電子印刷が一気に商業印刷のレベルでも使われるようになり、今日当たり前のようになっているDTPが普及するきっかけとなった。
後に印刷以外の用途でも使われ、ワークステーションであるNeXTは描画エンジンとしてディスプレイ・ポストスクリプトを採用していた。
今日ではパーソナルコンピュータの性能が上がると同時に、コンピュータ・プリンタ間の接続速度が向上したため、個人レベルでパーソナルコンピュータにPostScriptインタプリタを搭載し、生成されたイメージをプリンタに送るということも行われる。
関連項目