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T細胞とは、リンパ球の一種で、骨髄で産生された前駆細胞が胸腺での選択を経て分化成熟したもの。名前の「T」は胸腺(thymus)に由来する。
細胞表面のマーカー分子として CD4 か CD8 かを発現している。CD4 を発現したT 細胞はリンフォカインを産生するなどして、他のT 細胞の機能発現を誘導したり B 細胞の分化成熟を誘導したりするヘルパー T 細胞として機能する。この CD4 陽性 T 細胞は後天性免疫不全症候群(AIDS)の病原ウイルスである ヒト免疫不全ウイルス(HIV)が感染する細胞である。CD8 陽性 T 細胞はウィルス感染細胞などを破壊するキラー T 細胞として機能する。
また、CD4 や CD8 に加えて NK1 分子の発現を特徴とする NKT 細胞や、CD25 分子を発現して他の T 細胞の活性を抑制する働きのある T 細胞などもある。
最近では胸腺を介さずに分化成熟する T 細胞が存在することも知られるようになった。